駒場東邦68回生・伊藤拓生君 地歴甲子園 学長賞を二年連続受賞
このたび、駒場東邦68回生・55Rの伊藤拓生君が「第19回 地歴甲子園 全国高校生歴史フォーラム」において、昨年度に続き学長賞を受賞するという快挙を達成されました。
以下に、学校よりいただいた詳細を紹介いたします。
11月22日(土)奈良大学令和館で開催された「第19回 地歴甲子園 全国高校生歴史フォーラム」(審査委員長:奈良大学学長 今津節生先生、実行委員長:岩戸晶子先生)で、68回生、55Rの伊藤拓生君の研究レポート「八王子城における石垣構造とその背景 ――実測分析から見る北条氏の築城思想――」が最優秀に相当する学長賞を受賞しました。伊藤君は昨年度も同賞を受賞しており、二年連続の快挙となります。
本研究は北条氏照が築城させた八王子城の石垣を構成する石材を網羅的に3Dスキャンし、そこで得られた膨大なデータを、非常に見事に処理したうえで、二つの結論を論理的に導いたものです。一つ目は、複数の石工集団が石垣の製作に携わった可能性の高い箇所が存在すること、二つ目は氏照が自らの権威を誇示するために大型の石(鏡石)を設置した箇所があることです。東国においては権威の誇示のための鏡石の使用は例を見ないことであり、伊藤君はこのことによって八王子城は、西国で展開しつつあった「織豊系城郭」の過渡的形態であると強く示唆しました。
近年、長足の進歩を遂げているデジタル技術を駆使しながら、緻密かつ独創的な論証により、説得力のある結論を提示しえている点で、非常に優れた研究であると、大学の先生方にも高く評価して頂きました。
奈良大学のホームページから当日の伊藤君の発表の様子を動画で視聴することができます。1時間18分頃~1時間48分ぐらいにかけての部分になります。是非、ご覧ください。