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ご挨拶

 令和7年度邦友会総会を6月1日(日)に終え、新年度の活動が本格的に始まりました。

 この一年、邦友会会長として、5回生、10回生、関西、みずほ、不動産業界、そして北海道の各地域・分野の邦友会を訪問し、会員の皆様と直接言葉を交わす場を持ちました。いずれの会でも、卒業生同士のつながりを大切にされている姿が印象的で、地域ごとの温かさや結束の強さを肌で感じることができました。こうしたつながりを通じて、邦友会の活動が多様な形で根づいていることを改めて実感しております。

 邦友会事務局ではこの一年、いくつかの新たな取り組みを進めてまいりました。郵送サービスを伴わない年度会への支援金支給の仕組みの導入、還暦・古希・喜寿・米寿を迎えられた会員への慶寿のお祝いの開始、2030年の邦友会創立70周年記念に向けた積立の再開、母校からの要請を踏まえた国際理解教育支援のための積立の開始などが挙げられます。また、郵便代等のコスト上昇への対応として、会費支払い方法の多様化(クレジットカード導入の検討)や、会費の見直しについても、今後の重要課題として検討を進めております。先般の総会では、若年層会員の邦友会への関心の低下について懸念の声が寄せられました。邦友会としても、世代を超えたつながりを維持・発展させるための工夫と対話を重ねてまいります。

 今年は東邦大学が創立100周年を迎える節目の年でもあり、6月15日(日)には記念演奏会・式典・祝賀会がグランドプリンスホテル新高輪にて盛大に開催されました。1,445名の来場者が集い、母校の歩みと未来に思いを寄せるひとときとなりました。東邦大学創設者・額田兄弟と、駒場東邦初代校長・菊地龍道先生が、それぞれの志と専門性を重ね合わせ、現在の駒場東邦の礎を築かれたことに、改めて敬意を表したいと思います。

 邦友会は、会員相互の親睦を図ることを目的とした組織であり、その活動の一環として、母校・駒場東邦への支援にも積極的に取り組んでおります。今後も邦友会は、会員の皆様と共にその価値を高め、母校との絆を深めてまいります。

 引き続き、邦友会へのご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

邦友会会長

14回生 渡辺淳